東日本大震災の2日前。
2011年3月9日にも三陸沖で最大震度5弱の地震がありました。
消防士だった父は、「大地震が来たら津波もくるぞ」と家族に話してくれていたのです。
日頃からそう言われていたので、私たち家族にとっては「は〜い!」とすんなり入ってきた言葉でしたが・・
3月11日、大地震の後、お向かいさんの車に父も乗り込む時、
外に出ていた近隣住民に「津波が来るから逃げろー!!」と叫びました。
でも、皆逃げませんでした。
「ここに津波は来ない」という、根拠のない噂を信じていたのです。
(そういった噂があることを、後から知りました)
閖上に長く住んでいる方は、特にそう思い込んでいたようです。
正しい知識があれば、どれほどの人が助かったでしょうか。
住まいの地域によって災害リスクは変わってきます。
津波が来ないような地域でも、土砂崩れや河川氾濫・・
まったくの安全地帯はないのです・・
自分の住む地域がどんな災害リスクがあるか、
住民間でシェアして、確認し合って、
移住してきたご新規住民さんにも伝えてあげてほしいです。
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