ホームとは違う顔

今回はタンジが苗植えの様子をお届けします!

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私の勤める「自立援助ホーム」の入居者は、だいたい10代後半で、

皆それぞれアルバイトをしたり、福祉事業所に通ったりしながら、

自立を目指して共同生活を送っています。


とはいえ、ホームでの生活は基本的に自由。

絶対参加の日課などはありません。

数日前から「畑の苗植えをするから行こうよ」とアナウンスはしていたものの、

「は?何それ」「行けたら行く」など、そっけない反応も・・・涙

それでも、もしかしたらみんな行ってくれるんじゃないかと、

かすかな希望を抱きながら迎えた当日。


私が車で荷物の積み込みをしていると、わざわざ外まで出てきて

手伝ってくれたり、ここ2日くらいお部屋で過ごすことが多く、

顔を合わせなかったのに、「今日、畑だよ!」の一言で出てきてくれたり

朝は「なんかだるいから行かない」と言っていたのが、

「え、みんな行くの?じゃあ行くか〜」とシフトチェンジしてくれたり

結局、5人全員で参加することができました!!感無量〜


畑では、 農業の仕事の経験があるAさんが、率先して土を耕し、

初対面の大人と話し合いながら作業をすすめてくれ、

自信を持って取り組む姿が見られました。


小さなお子さんの遊び相手をすすんで引き受けてくれた

Bさんのおかげで、たくさんの笑顔が見られました。

途中、雨も強くなりびしょびしょになってしまったけど、

最後の片付けまで頑張ってくれました。本当に優しいんです。


熊の見張り役を拝命されたCさんは、常に遠くまで目を光らせ

(実はここぞという時にメガネを忘れちゃったのは内緒です)、

もしもの時のシュミレーションを一生懸命考えてくれていました。


入居してまだ日が浅いDさんは、はじめはだいぶ緊張していたけれど、

勇気を出してメンバーに自分から話しかけることができました。

一歩踏み出せたことにじ〜んとしてしまいました。


普段の生活、限られた人間関係の中では見ることができない、

彼らの一面を新発見することができ、職員として本当に嬉しい一日でした。

この機会を与えて下さったことに、心から感謝!


最後に、Eさんから感想をいただきました。

「畑作りに参加させていただいたのですが、雨が降ってしまい少し残念でした。

だけど、とても充実した時間が過ごせて楽しかったです。」


土を触ることは、精神的にもとても良い影響があることは周知の事実。

これからも、入居者と一緒に作物を育てていくのが楽しみです。


(タンジ)

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