福島市の吉井田地区では毎年、小学生を対象にした「吉井田防災キャンプ」を開催しています。
どんなことをするの?↓
私は1日目の「災害に関するお話」をさせて頂きました。
震災で外出先で被災して、ひとりで一晩を明かした経験から、
子供たちにも「こんな場面で被災したら、どうする?」と問いかけ、
「吉井田もしもすごろく」を作ってもらいました。
今回も人物設定をしました。
この日は福島市のお祭り「わらじまつり」が開催されていたので
そのお祭りの最中に被災・・という設定も。
その場合は何が怖いって、大混雑が予想されますね。
車で自宅に戻るのは無理に近いでしょう。
真夏の炎天下の下、徒歩で自宅に帰るか・・?
色々な選択肢があります。
ゴールも決まってない(ヒントは上記に書きましたが)。
結構大人の方が「ここをゴールにすればいいんでしょう?」と
ゴールを先に決めたがっていた印象でした。
でも、本当は「すごろくを完成させること」がゴールではないんです。
作者が言うのはおかしいですが、完成しなくていいんです!
大切なのは、「自分で考えること」。
選択肢はたくさんあって、それを自分や仲間と選択していくこと。
生き延びるための手段と知識を1つでもGETすること。
そこが「被災シュミレーションもしもすごろく」の狙いなのですが、
なかなか私も説明が下手でした。反省です。
私ではなくても皆さんが説明できるような取扱説明書が必要ですね。
管理人の反省をよそに、ばっちり完成したグループも。
私は自分の講座以外出席できなかったのですが、この「防災キャンプ」では、
自治体、町内会、地域の中高校の先生生徒さん、消防団の皆さん、
福島市消防本部の方々etc..が一堂に集まって、
地域の子どもたちに防災の大切さを伝えていたんです。
私、これこそが地域のあり方であり、防災のあり方だと思ったのです。
こどもたちを見守る大人たちの眼差し・・・
子どもたちの意欲と積極的な行動・・・
これから町内会の運営に関わっていくであろう私自身も、
もしかしたら行政や他の町内会役員さんも、目から鱗かもしれません。
皆さんの地区でも「防災キャンプ」、いかがでしょうか?
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